PALLAS FISHING GUIDE SERVICE IN REPUBLIC OF PALAU05〜10.Mar.2012

第2章:フラット・フィッシング

クリスマス島で有名なボーンフィッシュ  オアフやモルディブにおいてはこの目で見てきたが、ここパラオでは私自身がまだ見た事はない、かなり昔にここパラオで
ボーンを狙おうと色々と調べたことがあるのだが、ある漁師がボーンフィッシュを専門に獲りぺリリュー島に卸していたという話を現地の人から聞いた事がある、それ
は特殊な餌を使用して漁をするのだが、今は誰もその漁はしていないらしい・・・ ボーンがいなくなったから? 他に美味しい魚が獲れるから? 理由はわからない

『ただ、大人は良く食べるけど、子供は食べないな・・・』

何故?と聞くと

『小骨が多いから』

と彼が言っていた

誠にリアルな話であり、確実にここにボーンフィッシュは居て、彼等はそれを食っていたいたんだなとその時確信できた。

いかにもボーンが居そうな広大なフラット しかし、大潮の干潮時でも若干の陸地ができる程度で満潮時にもなればウェーディングできる潮位ではない・・・
通常であれば上げ潮と共にフラットに上がってくるボーンだが、ここではタイミングが難しい(泣)

時間をかけてこの近辺(とは言ってもかなり広大)を開拓すれば・・・ とも思うが、家から車で1時間ってなロケーションでもないし、なかなか現実的ではない

 


ヒラメ?カレイ?の一種

唯一の釣果(泣)

4名で2時間ほどフラットを彷徨ったが、シャコや砂地を這うようなベイトフィッシュはなく、とりあえ視認性を重視してオレンジのチャーリーをキャストするとこんな魚がヒットしてきた。

 


目撃者T氏

南部のフラットとY氏

このフラットで同種の魚をキャッチしたT氏、2回目のエントリーの時には、後ろを振り向いた際に数十匹の何らかの魚の群れを確認し、キャストを試みようとした瞬間に逃げてしまった
という話だった。実際に何の魚であったかは不明だが、ボーンであってほしいと願うのは、彼だけでく今回のメンバー全員の気持であった。

 


無人島周辺を攻めていたI氏

ナマコ(後に紹介しますが、不味かった(笑)

生命感が薄く、キャッチした魚以外に目にした生物はヒトデとナマコが多かった。

 

効率化を図って2回目のエントリーはI氏&T氏がウェーデングで攻め、私とY氏は近隣のチャンネルやリーフエッジをボートから攻めてみた。

かなりの強風で15m以上は吹いている感じ・・・ 風上には全く投げられず、キャストしてもループが伸びる前にそのまま戻されてしまう状況(泣)
仕方なく風下にキャストするが、この場合はボートが風に流されるスピードが速くてストリップが追いつかない状況・・・
#12を持ってしても、もはやF.Fの限界越え(泣)

 


ブルーフィン・トレバリー

淡いブルーが美しいハタ系の魚

あまりの風に成す術もなく、ルアーを投げてみると入れ食いです(泣) キャスト毎に何かしらの魚がトップウォーター・ペンシルにバイト!
カスミ、ロウニン、バラクーダー、ダツ、バラフエ、タマン、ミーバイ・・・・ とにかく様々な魚がフラットに隣接したリーフエッジやチャンネルに居て、ルアーならいくらでも釣れる状況

もう少し風が穏やかでキャストさえする事ができればF.Fでも十分に楽しめるロケーションです。カスミも大きい物では60pくらいはあったので、F.Fでヒットさせたらかなりのファイターです!

連日激しい風に見舞われて、F.Fにおいてはかなり厳しい状況でしたが、今後に繋がる様々な可能性を見る事が出来ました。
何れ、ドラグを激しく逆転させるトレバリーをF.Fでヒットさせたいですね^^ 後半のF.Fボートフィッシングにつづく・・・

 

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