PALLAS FISHING GUIDE SERVICE IN NORTH MALDIVE 16〜21.Fev.2010
第3章 : ボートからのトレバリー・フライフィッシング
せいぜい腰のあたりまでの水深に立ち込み、15m程先のリーフエッジにポッパーをキャストする。
これだけの事なのだが、その条件を満たすポイントは少ない。
丘からの距離、足元の水深、ウェーディングポジションからリーフエッジまでの距離、潮の当たり具合、潮流、潮の上げ下げのタイミング・・・
フラットに捕食に来るトレバリー狙いと異なり、リーフエッジを回遊しているトレバリーをフライで狙うのは非常に条件が難しい、更に、ヒットし
てからは一気にリーフの下側に突っ込んで行くため、リーフエッジにバッキングを取られブレイクしてしまう事が頻発する。ルアーでのキャス
ティングゲームからすれば豆サイズとされる5kg〜10kgだが、これをフライフィッシングで捕るのは困難極まりない・・・。
なかなかリーフエッジを攻められるポイントは少ないのだが、今回は更に条件が厳しく、更に潮位もあまり下がらないタイミングだっただけに、
エッジ狙いのゲームは更に難しいものとなった。 そんな訳でエッジ手前のメッキサイズにも飽きたところで、思い切ってボートから狙ってみ
ることにしたのだが、今回50cm〜60pクラスのブルーフィン・トレバリーを次々にキャッチして行く中で、まだ開拓の余地はあるものの、何を
使い、どう攻めれば10kgオーバーの個体を捕ることができるか・・・ その答えが見えてきた。
次回は10数kgが必ず捕れる!(と、思う)
ビーチサイドから数百メートル沖、5m程のリーフから一気に数十メートルまで落ちるリーフエッジをゆっくりと流しながらキャスティングで攻めていく
このクラスの個体だと地合によってはかなりの群れでポッパーを追いかけてくる
遊泳スピードも速く、ある程度深い部分を泳いでいるため、個体や群れの確認は出来ないが、
ブラインドでやってると突然に下から群れが湧いてきたり、いきなりポッパーをひったくって行く
こんどはやや良いサイズがヒット
ヒット後に足元のラインが絡むことなく全て出て行きドラッグが鳴り始めたら一安心、
しかし、個体は必ずと言って良いくらい根に突っ込んで行くので、次は根に巻かれないように注意をしながらのファイト
50p程の個体だが、#10をグイグイ引きこみ突っ走るスピードはたまらない、時折グワン、グワン、と首を振るのだが、それもまた独特の味だ
この魚をフライフィッシングで捕る楽しさは格別!
ボート後方でクラウザーを引いていたI氏にヒット!
ナイスサイズ、キャッチおめでとうございます!
一匹キャッチしたら順番に交代、風と潮の向きでキャスティングし易い場所を皆でローテーション、今度はY氏がヒット!
海のブルー カスミのブルー Tiborのブルー! イイ〜ですねぇ〜
お次はO氏の番、キャスト!
ヒットし、バッキングが出始めた・・・
この前にナイスサイズを2本ラインブレイクでロストしているだけに、今回は慎重なファイトのO氏、私も後ろでドキドキ・・・
水深が浅く危険な場所でのファイトだったが、上手に交わして個体は時計回りでゆっくりと浮上、ランティング!
文句無しのブルーフィン・トレバリー 和名カスミアジ
思い出に残る一尾に最高の笑顔^^
変なフライですが、これはクリスフライのフォームがバイトの衝撃で飛んでしまったものです(笑)
皆さんが一通りキャッチしたことろで私も再チャレンジ、そこそこイイのがヒットしました^^
Y氏にランティングをお願いして・・・
コイツがなかなかしぶとい個体で無理やり寄せてロッドは逆"し"の字
Y氏、ナイス・ランティング!ありがとう御座いました〜 m(_ _)m
バッキングまで出てドキドキでしたが、無事にキャッチ!
全てに感謝です!ありがとうございます^^
つづく・・・
さて、お次は番外編へ
うううぅ・・・・
30kg 40kg 50kg 口で言うのは簡単ですが・・・そうです、GTとはスゴイ魚なんですよぉ〜