PALLAS FISHING GUIDE SERVICE IN NORTH MALDIVE 16〜21.Fev.2010

 

第2章 : ウェーディング・フィッシング

 

今回もマザーシップはドルフィン号をチャーター 客室は5部屋でベッド数は12、最大で12人が滞在可能、各部屋にバス&トイレは完備されていて、とにかくありがたいのは
トイレがウォシュレット(日本式とは少々異なりますが、快適です♪)であるとこ、シャワーは温水が出るので、これも快適、 今回は4名でのチャーターと、かなり贅沢なもの
でしたが、経済効果等を考慮した場合、6名くらいでのチャーターがベストでしょう。

デッキは広く、前で二人が余裕でフライキャスティング可能、更に便利なのは屋根着きのテラスがあり、ここで食事をしたり、前でキャストする仲間を、飲みながら応援した
り、貶したりできる(笑) 疲れたら交代、そのままイスに座って日陰でドリンクタイム、これが非常に贅沢な雰囲気でありがたい^^

ここでのF.Fで絶対に欠かせないのが、写真右のテンダー・ボート、孤島やフラットに上陸する際にこれを利用するのだが、場合によってはこのテンダーボートからもフィッシ
ングを行なう、動力も40psと十分で、他にもテンダーを引いてるドーニ(マザーシップ)はあるが、これだけの大きなテンダー・ボートはけっこう少ない。

 

朝6:00時頃に起床、その頃には既に明るく、サイトフィッシングは可能である。先に朝食を摂るか、一旦釣りをしてからにするかは、その時の潮位次第で決める。
釣りをしている時間も自分たちの都合次第で、2時間とか3時間とか決め、それをクルーに伝えて後で迎えに来てもらう。 時間になるとクルーが迎えに来るので
マザーシップに戻り、軽く真水のシャーワーを浴びて、呑むなり、食うなり一休み、その後、皆で地図を広げて、次はどこをやろう?と相談・・・・
このような感じで、一日に2回〜3回ほど、ウェーディング・フィッシングを夕方まで行なう。夕方以降は、夕食を摂ってから停泊中の灯りが夜の海に馴染んだ頃に
ボートからのナイトフィッシングのスタート! リビングには大型モニターとDVDデッキもあるので、そちらで呑みながらDVD鑑賞も可能、もしくはリビングの屋上に
あたるトップデッキにあがり、サマーベッドがあるのでそれに横になり、しばらく目を瞑り再び目を開くと、日本の100倍はあろうかという満天の星空に天の川が見える。

このようにして一日が過ぎていきます。

これを4日間

正に至福です(笑

 

ボートクルーが準備を済ませたら、テンダーボートへ乗り込み、ポイントに向けて出発!

 

場合によってはこのテンダーボートを私が操船する場合もあります。 PALLAS艇ほど快適にゲームは出来ませんが、その辺りは我慢して下さい(笑)

 

上陸してからは、各々に好きなポイントを探し、スタート・フィッシング!

 

Y氏が早速カスミのメッキサイズをキャッチ! このクラス(30pクラス)でもかなりのファイターです^^

もの凄いスピードでポッパー系フライにアタックしてくる様はサイズに関らず興奮モノです!

 

これはメッキクラスよりやや大きめ、このクラスになってくると、顔の先がやや尖ってきて大人の顔つきになってきます。全体的に体色は濃くなり、黒い斑点及び、
カスミ特有のブルーが鮮やかに発色してきます。 このクラスだと#8ロッドではバッキングまで出される事も・・・・

初動の走りに上手に対応しないと、02X くらいだと簡単に切られます(涙)

何もないフラットの場合、そのまま走らせるのもOKですが、所々に珊瑚などの根がある場合は、フリーに走らせてバッキングが珊瑚に掠りでもしたら、即ブレイクです(涙)

テンションを強くすると更に向こうも頑張って根に突っ込もうとする、テンションを弱めると根に向かうのを止めたりするので、
ファイト中、引きもそうですが、その辺の駆け引きが難しいところでもあり、楽しいとこですネ!

 

ビーチでのウェーディングでその他キャッチした魚たち

ハマフエフキ & ナンヨウカイワリ

ハマフエフキは、ビーチに点在する根回りをタイトに責めると、1箇所一匹の割合で良く釣れます。

ナンヨウカイワリはクレイジーチャーリーでのブラインドフィッシングでヒット! これは刺身で食うと凄く美味い! しかし、その顔がとても可愛く・・・(涙)


Smalltooth Jobfish? ブレイク回りでデシーバーにヒットした魚だが、何だか良く解らない魚・・・
とりあえず、マザーシップに置いてあった魚図鑑で調べてみたけど、多分、コレでしょう・・
尾ひれがデカくてけっこう引きました^^

 

なんでしょう、この魚?

でもコイツはややこしい魚でした(涙)

尾鰭を出してテーリングしてたりするんですよ・・・・

で、

と言う訳で、このテーリングを見たときに大興奮・・・

スーパー糠喜びでした(涙)(涙)(涙)

おそらく、今回釣れた中で最小の魚、良くフックポイントが口の中に入りましたねぇ・・・(笑)

かなりグロイ色した魚ですが、多分ベラ系の魚かな?

 

今回の ハー・ダル環礁 ハー・アリフ環礁 は、昨年行ったフェリドゥー環礁と比較して夫々の島の規模が大きく、サイトフィッシングを十分に満喫できるようなフラットは非常に
少なく残念でした。しかし、エッジ付近のやや水深のあるところでも、ポッパー系のフライにはトレバリーの反応も良く、チャーリーや、クラウザーといったストリーマーでのブラ
インド・フィッシングでは、様々な魚種の魚が釣れました。 50pを越えるようなナイスサイズは厳しいですが、40pクラスまでのトレバリー系は魚影も濃く、楽しいゲームが展
開できます。 しかし、そんなもポイントでスゴイ状況に遭遇・・・・

インリーフでほぼ波立たない波打ち際をボーンフィッシュモドキの魚に完全な糠喜びをくらった後も、ひたすら歩いて彷徨っていると、

膝上ほどの水深のところで1mクラスのGT(ジャイアント・トレバリー)が身体を横にしてボトムの何かを突っついてる場面に遭遇しました・・・


心臓がバクバクでした。

タックルは#9だったのですが、クレイジー・チャーリーを、GTの視界にラインが入らないよう、落ち着いて3mほど横にキャストしました・・・

着水と同時にGTがビクッ!と動きました。

しくじった・・・

これで終りか・・と、思ったのですが次の瞬間、GTはフライの方へ素早く近寄ってきました。

小刻みにストリッピングすると、そのスピードでGTも追ってきます。 しかし、かなりの距離を取ってるため、フライは全く見えません・・・

(自分の鼻息の音が煩いほどに聞こえてました)

ストリッピングを止めると、次の瞬間GTは斜めになって(水深があまり無いためだと思います)何か、ボトムをハグハグとやってます・・・

もう、心臓はバクバクどころではありません!!!

 

一か八かアワセてみました!

 

GTは確実にフライを食ってました!ロッドに一瞬テンションが掛かると、GTはそのデカイ体を反転・・・

 

よっしゃぁ〜〜〜

 

と思う前に、プンッ!と弾かれ・・・ 猛スピードでGTは走り去っていった。

 

口のサイズに対し、あまりにもフックが小さかったのか・・・

 

しばらくは膝でビーチに立ち尽くし、何もできませんでした。 見た事のないくらい、自分の手は震えていてタバコを上手に箱から取り出せなかった。

 

300本以上のGTを釣ってきましたが、過去最高レベルの興奮でした。

 

忘れられません。

 

つづく・・・

 

なかなかウェーディングで狙えるリーフエッヂが少なく、最終手段としてボートから狙って見ました。

これが大正解!ナイスサイズのブルーフィントレバリが次々にフライに襲い掛かる!

次は、ボートからのフィッシングをご紹介致します

 

NEXT