PALLAS FISHING GUIDE SERVICE IN ONBETSU 18〜20.aug.2009
パラスフィッシングガイドサービス 道東フライフィッシング・ツアー2009
第2章:ピンクサーモンとランカー・アメマス
翌日は最下流部のポイントでストリーマーの大遠投、引倒しのゲーム
普通はダークカラーのゾンカーやマラブー系のストリーマーを多用するのが定番だが、今回はクラウザーやエンリコと言ったソルトパターンで、とりわけカラフルな
ピンクやチャート系をメインにやってみた。
数投目でヒットしたのは銀色の美しいピンクサーモン♀
エンリコミノーに変えてしばらくすると、再びピンクサーモン♀がヒット
偶然かフライに差が出たのかは解らないが、この時4〜5m間隔に仲間を含め7人程のアングラーが並んでキャストしていたのだが、約一時間ほどの間に
ヒットした魚はこの2匹だけだった。 基本的にはある程度の群れで遡上してくることが多いので、最下流のアングラーにヒットすると、その上流のアングラ
ーへと次々にヒットしていくのも珍しくないが、この日はとりわけ遡上も少なかったようですが、そんな中でソルトパターンのフライたちは特に効果的だった。
なかなか数も釣れず、最下流部はあきらめて再び上流へと上って行った。
ここで今回初のピンクサーモン♂がヒット
このあとは釣っても釣ってもピンクサーモンばかり・・・ あくまでもアメマス狙いなので最初は楽しいが、あまり釣れるとファイターなだけにしんどくなってくる・・・・
このピンクサーモン♂と言う魚は、このような写真ではとっても絵になりますネ^^
カッコイイのでもう一匹もUP! コイツはけっこうデカかった^^
一旦食事に行って昼休み、その後午後になって再開するも、またまたピンクの入れ食いでした(笑)
そんな感じで本命のアメマスは何処?と、探してみても見えるわけでもなし、『何も釣れないよりまぁいっかぁ〜』とばかりにゲームを続けていると・・・
オーバーハングした木の下をフライが通過したかなぁ?というところで巨大なシルバーが下の方でギラッっと光った
異変には全てアワセろの鉄則で間髪入れずガッチリアワセると何も動かず・・・『なんだ根掛りか・・・』(大抵大物はそうなんですが・・・)
すると次の瞬間、上流に猛ダッシュ!
そのやんちゃな引きっぷりの強さとスピードは間違いなくアメマスではない、ピンクのドデカイ奴か?
すると次は向きを変え、下流に猛ダッシュ!その反転した時に姿が一瞬見えたのだが、『えっ?チャム?』
そのデカさかと体形から見てピンクではない・・ もしかしてチャムか?とも思ったが、まだチャムの遡上には早すぎる・・・』
って、事は本命のデカアメマスが着ちゃった?
しかし、過去の経験からして、このファイトの感じはアメマスっぽくないし・・・
まぁ、本命の可能性も高いので、この後上流下流へと20分近く走りながら慎重にファイトを続けた。
向こうも疲れたかやっと流芯際でステイした個体にこちらから近寄って確認すると間違いなくアメマスである・・・。
ここで更に興奮!しかし、この距離から寄ってこない・・・ 無理にテンションをかけて寄せようとすると再び、流芯に入り猛ダッシュをする・・・
この場所ではランティングは厳しい・・・腿ほどの水深の開けた緩やかな流れの場所に遊動し、ネットを持った釧路の友人と協力してアメマスを向こう岸に追い詰める。
ネットを掛けるが数回失敗、その度にアメマスは猛ダッシュ!
冷や冷やドキドキのランテイィングを続ける事数分・・・
やっとアメマスはネットの中に納まった。
ランカーアメマスの証のドーナッツ・リング
通常のアメマスの班紋模様は側線近くの白っぽい丸だけで、背側も同様の白丸なのだが、ある程度成長して大型化してくると
この個体のように背側の模様がドーナッツのようになってくる。
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なんとも言えない疲労と達成感、至福の時でした。
リリース・・・ 元気に泳いでいってくれました。